たこ焼きパーティー
一家に一台たこ焼き器のある地域に生まれ育ったので、たこ焼きパーティーはもはや日常でした。
実はオーストラリアでもたこ焼き器買えるんです!コンセントもオーストラリアのプラグ対応です!
でもやっぱり日本で買う事を思うと割高になってしまうので(60ドルくらい?日本円で5500円)、私はたこ焼き器の鉄板のみを日本に帰国した際にイオンで買って(母親にプレゼントしてもらって)オーストラリアに持ってきました。ガスコンロでいつでもどこでもたこ焼きが作れるのでとても便利です。
ということで、我が家でもたこ焼きパーティーを定期的に開催することができるようになりました。
卵、小麦粉、キャベツはオーストラリアのローカルスーパーで買うことができるし、たこは冷凍のもので良ければアジアンスーパーで買うことができます。今回はこれを使いました。
パートナーが準備のお手伝いをしてくれた際に少し気付きがあったので今日はそれをシェアしたいと思います。
パートナーに何か出来ることはないか、と聞かれたのでキャベツを切って!とお願いしました。するとすると、用意されたキャベツはトンカツのサイドにあれば200点満点であろう均一の細さで千切りにされたものでした。
そしてその後お願いしたタコはなんと、みじん切りになっているではありませんか。
どんな風に切れば良いか具体的に伝えなかった私の言葉不足でしたが、胃に入ってしまえばみんな同じと言う事でそのまま強行突破することに。
作っている段階ではやっぱり千切りのキャベツを綺麗にくるくるするのは難しいのか!?と思いましたが、意外にもみんなひとつのたこ焼きに落ち着いていきました。
そしてなんとこれお味のほうが最高でした、キャベツのシャキシャキ感が増してみじん切りにされたタコはどこを食べてもこんにちはしてくれるのでお得感が満載!!
とても美味しく会話もビールも弾んで良い時間を過ごすことができました。パートナーもご満悦でお得意の歌を何度も歌っていました。
♪大阪にーはーうーまいもんがいっぱいあるんやでー♪
たこ焼きのキャベツはみじん切り、タコはぶつ切りじゃないといけない、というのはただの思い込み。そうじゃなくても美味しいたこ焼きは食べられるのです。
世の中にはたこ焼きのような小さなこともあれば社会問題にまで発展する大きなことまで思い込みやステレオタイプで溢れていると思います。
今仕事をしている保育園でも、工作をする前に見本をあえて見せません。正解はないからです。子どもたちを誘導するような発言も控えます。極端に言えば、工作に参加したくない子は参加しません。食事の時間だってお腹が空いていなければ席に着かない子もいます。
日本の保育園で働いたことがないし、ましてや通園経験もないので内情が全くわかりませんが、オーストラリアの保育園で働いてみて、なんとも自由だなあ、というのが率直な感想です。自分がどれだけ固定概念に縛られて生きてきたか、という事実に直面する機会が多く、日々勉強させられますね。
また近いうちにたこ焼きパーティーをしたいと思います。優しいパートナーに甘えて、またキャベツとタコを切ってもらう予定です。